こんにちはsunaoです。
小学4年の息子の「こだわり」について考えていたら、考えすぎてあらぬ方向へ突き進んでしまい現実に戻るのに少し時間がかかりました。
「こだわり」ってなんだろう?
先日のスクールカウンセリングで、宿題がでました。
”息子のこだわりを箇条書きにすること”
あるある、たくさん!あれもこれも…と思ったのですが、いざまとめようと思ったら、こんなことこだわり?普通じゃない?って思う自分が頭の中に登場してしまってうだうだぐるぐる…。
うっかりネットを開いてしまったら、さらにぐるぐるうろうろ…。
息子は発達障害グレーゾーンですよね?
ところで、息子は発達障害グレーゾーンですよね?
誰に聞いてんだって感じですが、笑
こだわりを探していたはずですが、
悩みすぎて、ADHD傾向のある子どもに見られる特徴っていうチェックシートのチェックを始めた私。
まあ、面白いくらいチェックが入ります。
でも、ふと思ったんです。
息子の日々の様子は、ADHDの傾向にかなりの確率で当てはまるけど、我が家ではこの状態の息子がふつう。
でも、このふつうは世間一般的にはふつうではない?
でも、息子のふつう。
ウチでは当たり前な息子のふつう、笑
日常生活で、自分がふつうと思っていたことが、ふつうじゃないかもって思うのってなんだか不思議な感覚です。
まあ、やっぱりなにかしら特性(=個性)があるんだと理解したので、落ち着いて「こだわり」について考えました。
息子の特性「こだわり」とは?
息子の「こだわり」は、こだわってしまうために融通がきかず、本人が身動きとれないためにひどく苦しくなるというやっかいな存在です。
小学4年の息子が「こだわり」のせいで良く泣いた出来事はコレです。
↓
「やりたくない」と「やらなくてはいけない」の葛藤
なんとなく気分がのらない、ちょっと疲れている…
そんなときに限って、
宿題の漢字の数が多すぎたり、
タブレット学習(スマイルゼミ)を開いたら、今日のミッションが苦手な単元しかなかったり
そんな時に「やりたくない」と「やらなくてはいけない」の葛藤が始まります。
まあ、多少がっかりするような出来事ではあるかもしれませんが、大泣きして、泣き叫んで、人生の終わりみたいに発狂するほどの出来事ではないと思うんですよ。
でも、息子にとっての
「やらなくてはいけないことなのに、やりたくないと思う気持ち」
は本当にやっかいなモノで、息子の中に生まれてしまった「こだわり」くんが「やりたくない」を決して許してくれないのです。
葛藤の末、行き場を失った息子の心は外にあふれ出し、電話でママに泣き叫んだりすることで消化します。大粒の涙をわんわん、わんわん流して…。
親の「…やりなさい」と言う言葉よりも、息子自身のこだわりくんの方が、何倍も厳しいという…なんだか辛いですね。
こだわりが学習に与える影響とは?
息子の「こだわり」は、学習面で何を引き起こすか?
一番の困りごとは、一度覚えてしまったことや方法を修正したり、微調整が難しいということ。
例えば「文字」。
文字は一度書き順や形をそうだと思って覚えてしまうと、修正するのがひどく困難です。
たった2画の「と」でさえも、もう直すことが不可能な状態です。
間違えて覚えた文字は、修正しようと何度も繰り返し練習したとしても、気がつくと間違った文字を書いています。
不思議現象です(・・?)
「算数」も、4年になってから「こだわり」が邪魔をします。
数字が大きくなるにつれ、計算を簡単にする方法やくふうをする方法を学習します。
しかし、一度習ってしまった計算方法から離れられず、簡単にしたりくふうすることが全くできないのです。
なんで?と思いますが、はじめに習った計算方法にこだわっているんです。簡単にすることに慣れてしまった私たちからすると、わかりづらく面倒な計算を毎回しています。
こんな風に、息子のこだわりくんは、本当に融通がききません。これから難しくなる算数…不安しかありません。
どんなことに「こだわる」か?
よくよく思い出すと、たくさんのこだわりが思い出されます。
洋服
制服にはYシャツでポロシャツはNG。
自分だけならまだしも、妹のポロシャツも「気持ち悪い」という理由でNGを言ってきます。
半そでYシャツのインナーは半袖、長そでYシャツのインナーは長そで。
裏がザラザラやちくちく、締め付けやタートルネックはNGです。
帽子のゴムはあごに触れてはダメ、ゆるゆるかはずして…。
くつ下は、学校以外は履かない。
気がつくと息子の洋服は決まった形の柄違いが数枚ずつ、定型ができあがっていました、笑
服には無頓着な風を装って、同じ形のモノしか着ないという現状。実はすごいこだわりだったりしませんか?だって、違った形の洋服は着ないんですから…。
食べ物
水筒の中身は水。
飲料はすべて水じゃないとイヤという時期もありました。
成長とともに炭酸が飲めるようになったり、選り好みできないシーンがあったりで例外もなんとなくOKにはなっています。
でも、笑っちゃうのが、
ドリンクバーや外食ではメロンソーダが決まり事。決して他のものは飲みません。
水はとにかく好きで、その中でもメーカーが決まっています。
お弁当におにぎりはNG、卵焼きはチーズ入り。
嫌なものを入れなければ、同じメニューをずっと食べれます。
ちょっとびっくり、笑
外食に行っても食べるものが決まっています。
中華ならチャーハン、洋食ならとんかつ。
どちらもなければピザ。
くだらないけど、決まりなのです。
生活
ママチャリの後ろに乗るときは、ベルトを必ず付ける(妹は付けたがりません)
自宅のトイレは裸
だんだん、アホっぽくなってきましたが
笑えるようなこだわりが満載ですね。
「こだわり」という特性は活用できる
息子の「こだわり」は良い面もあります。
決まりごとやルールを守る。
やらなくてはいけない物事に向かって、まっすぐに取り組むことができる。
先生や他人から、真面目な子や一生懸命という好印象を持たれます。
ただ、グループ行動などでは、真面目すぎて融通が利かず、友達からは疎まれたりもするようです。
自分ではきちんとルールに則っていても、文字通りのルールでは友達から嫌がられることもある。でも、守っている息子自身にはそういうあいまいさが分からず、トラブルになるようです。たぶん。
小さい頃から、決まりだよとかこれがルールだよというと行動を誘導しやすい子でした。
真に受けやすい特性と相まって、世の中のルールや決まり、我が家の決まりなど、これらを守らないとこんなに大変なことになると説明すると頑なに守るようになるのです。
何度か例外が通らなくて困ったことがありますが、笑
こだわりと融通がきかない
こだわりと執着
こだわりと真に受ける
↓
良く見れば
真面目で素直、嘘をつかない
息子が友達なら、絶対に裏切らない良い友達だよねーと思ったりします。
親としては、
嘘をつけないから信用できる
やり遂げないと気が済まないから、応援しがいがある…など
「こだわり」くん、やるじゃんってことたくさんあります。
でも、やっぱり度がすぎると生きづらいよね。ホントそう思います。
学習面とコミュニケーションでのこだわりをなんとか少し融通できないか…考えてます。