こんにちは、SUNAOです。
不器用な小学4年の息子を持つ母です。
小学校生活も後半になり、「不器用」なだけで友達と明らかに差がつくことが増えてきました。本人も「自分にはできない」ということを感じていて、普通に考えるとそれが自己肯定感の低さにつながったりもするようですが、
常に、想像のやや斜め上を行く息子は、
どういう特性のせいか「自己肯定感が高い」のが特性です、笑
一見打たれ強い、何も考えていない、めげないように見えるその姿は、
ムードメーカーと感じられたり、あいつなら何を言っても とか やっても良いよねーみたいに思われて、いじられキャラになってトラブル発生なんてこともしばしば…
まあ、独特ではありますが、
なんとなく嫌われないキャラのような気はしています。
ちなみに、「自己肯定感」は強いですがしっかり傷つきます。周りの人からは傷つかないように見えるようですが、傷ついていますよ〜
さて、不器用な小学4年生
今一番の壁というと、、、
「リコーダー」です。
不器用小学生が苦手なものと言ったら、必ずランキング上位に入りそうなモノですね。
骨折したけど?災い転じて福となす?
全ての穴を押さえてキレイな「ド」を出すのって難しいですよね?
いつまでたっても、”すかー すぴー ぴゅー”と鳴らしている息子ですが
いよいよ「鼓笛隊に入りたい!」という目標が現実に迫ってきました。
そんな時、背骨を骨折という事件…
運動ができない日々、
本を読んだり、室内でゲームをしたり…
というのと同じように、リコーダーの練習に取り組み始めました。
鼓笛隊で楽器をもらうためには、
課題曲を順番に合格していかなくてはいけないのです。
もともと鼓笛隊に憧れのあった息子、
運動ができなくて持て余していた(時には涙ぐんでいた)時間を
学校でも家でもリコーダーに当てるようになっていきました。
朝も晩も、休み時間も、延々と曲を吹き続けます。
放課後や朝練にも参加をしている様子…
中でも特に私が驚いたのは、週末です。
1日で4〜5時間以上練習しているのです。
どれだけの集中力とやる気があればそんなにできるのー?!
と、我が子ながら驚きます。
ただ、おそらく普通の子がこれだけの集中力と練習量を重ねたら達成できるであろうところまではなかなか達しないのが、残念なところなんですよね。。。
まーでもこれも骨折のおかげかなあーと。
普段は全然じっとしていられない息子なので
もし骨折をしていなかったら、、、
おそらく、リコーダーを少しでも上達することはできなかったと思うのです。
不器用な息子にとって「リコーダー」は、
人より早めに始めて、人の倍以上練習しなくてはいけないもので、人の3倍以上はかけないとできない種類のモノなのです。
だから、まさに!
災い転じて福となす
怪我はない方がよいけれど、
このタイミングでリコーダーを始めるためには、
必要な時間だった??!!
発達障害の特性をうまく使う
とはいえ、まだまだ鼓笛隊の楽器をもらうための道のりは長いのが現実です。
でも、「やりたい!」という気持ちで人の数倍練習できる「集中力」と「合格しなくてはいけない!」と思い込む「こだわり」は、発達障害の特性をフルに良い方に使っている!と、思うんですね。
ま、「過集中」と「こだわり」は、どちらかというと利点に変えれる特性かな?と以前から思っていて、実際に息子の「自己肯定感」を高めたのはこの特性を使っての言葉がけの効果と自負しています、笑
ただ、良い点だけでなくもちろん失敗をしたこともあります。
私からすると「今、気がついて良かったねー」くらいなことでも、
息子にとってはとっても怖かった事件というのはたくさんあります。
その都度、「こうゆう特性で怖い思いをしたんだよ。」
と伝え、自覚してもらうようにしています。
自分を知るは、大事です!